気ままな暮らしの向こう側 日々のコラム

【整理収納アドバイザーのお片付けノート】キッズスペース収納術~前編~

【整理収納アドバイザーのお片付けノート】キッズスペース収納術~前編~

5人家族、男の子三兄弟。
子供部屋の収納をきちんと整える前は、散らかし放題だった子供たち。
毎日家にあるおもちゃ箱をあちこちとひっくり返しては、遊びたいおもちゃを探し、遊ぶ。
「思いっきり遊ぶのは子供のお仕事だから。」
小さな三男が怪我をしないよう目を光らせながら、幾度と家事を中断して一緒にお片付けし、しばらくしてまた散らかったら、子供を寝かしつけた後に夫と二人で片付ける。
そんな片付けエンドレスは、子育てでは当たり前のことだと思っていました。
そんなわが家が、どうやって今はこんなにすっきりした暮らしを続けていられるのか。
今回は、ママがラクになるキッズスペース収納術をお伝えしたいと思います。


「よく使う1軍」と「たまに使う2軍」に分ける


子供がよく使うおもちゃは、いつでも遊べるようにリビングに1軍おもちゃとしてかごに収納しています。
それとは別にたまにしか使わないおもちゃは2軍と考えて、2階の子供部屋に。

持っているおもちゃすべてを一ヵ所に置かず、1軍と2軍に分けることにより、子供にとっての「考えやすい収納」=「片付けやすい収納」をつくり出します。

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そもそも、大人でもうまくいかないお片付け。
きっかけは、子供に頭ごなしに「片づけなさい!」とただ叱っても、無理なんじゃないかな…と思ったことからでした。
大人がある程度のシステムをつくってあげ、それに沿ってお片付け術を身に付けていく。
その方がシンプルに伝わりやすいと感じたのです。


毎日使うものではないモノが身の回りに溢れていたら、大人でさえも混乱する。
だから、いつも過ごすリビングには「よく使う1軍」のおもちゃしか置かないように整えていきました。

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こうして2階の子供部屋は三兄弟の「おもちゃ部屋」と呼ばれるように。
時々、思いついたら必要なおもちゃを取りに行き、遊び終わったら寝る前に元の場所に片付ける。
時には、休日にゆったり過ごす日に遊ぶ部屋となり、またお友達が遊びに来てくれた日は、子供たちはそこでくつろぐ。
そんなふうに、「おもちゃ部屋」としての機能を果たすようになったのです。


「お兄ちゃんゾーン」と「赤ちゃんゾーン」に分ける


「おもちゃ部屋」に入るとさらに用途によって「ゾーン分け」してあります。
三男がまだ1歳の頃に見直したこの「おもちゃ部屋」。
当時はまだおもちゃを口に入れて遊ぶ時期だったため、お兄ちゃんたちの細々したおもちゃを誤飲してしまわないかと、ひやひやしながら3人を見ていたのを思い出します。
なんでも興味がある好奇心旺盛な1歳児。
お兄ちゃんたちのおもちゃが目につかないように、三男には手が届かないクローゼットの中に収納しました。
それが「お兄ちゃんゾーン」。

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赤ちゃん三男にとっては危険なもの。
でも、お兄ちゃんたちにとっては触られたくない大切なおもちゃたち。
三男の手が届かない場所に「ゾーン分け」して置くことで、むやみに散らかることを防ぎました。

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一方、「赤ちゃんゾーン」は部屋の中央に。
カラーボックスとラタンバスケットを組み合わせて、おもちゃ収納を。
三男の目線に合わせて、お気に入りのおもちゃはすぐに出せるよう、一番下の段に収め、あまり遊ばないものは上の段に置きました。

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飽きたらこっちに移動して別のおもちゃで遊んだり…。
子供たちが大きくなるまで物置になりそうだった子供部屋が、子供たちにとって夢のようなお部屋に蘇ったのを実感しました。
気づくと三男は安全に遊べて、ママはゆったり見守れる空間に。
子供たちみんなの目線に立って考えたアイデアでしたが、結果的にママを助ける収納にもなったのでした。


続きは後編をお楽しみに。



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