気ままな暮らしの向こう側 日々のコラム

【整理収納アドバイザーのお片付けノート 前編】台所の工夫

【整理収納アドバイザーのお片付けノート 前編】台所の工夫

「家事」とひとくくりに言うけれど、掃除・洗濯・料理…と、やることはたくさん。
家事は毎日を円滑に過ごしていくために欠かせない暮らしの一部分。
とはいえ、がんばっても報酬のない、やらなければ豊かさを失う、ちょっと境界線があいまいなこと。
そして、うちの中で誰かが舵を取り、家族みんなが使いやすい環境をつくっておかなければ、一瞬にしてぐちゃぐちゃに乱れてしまう厄介ごと。
けれど、そんな家事をもっと簡単に、シンプルに考えてみてほしい。
負担を減らして、他のことに時間を費やせるように充実した暮らしを営めば、家族みんなが同等でいきいきと過ごせるはず。
「肩の力を入れなくても、ちょっと動けばキレイに元どおりにしてくれる。」
私は、収納がそんな暮らしの近道だと思っています。
さて、今日は、毎日毎日5人家族のごはんをこしらえる、わが家の台所のおはなし。
たくさんのごはんをこしらえ、きれいに後片付けをし、時には夫婦で分担をして、きれいな状態を維持しているコツをお話ししたいと思います。
忙しくたって、力を抜いたって、家事をきちんとこなせるコツがあるのです。


家事の景色を楽しむ

「どうしてこんなにすっきりしているの?」
と聞かれることが多いのですが、それはきっと目障りなものを収めるようにしているから。
食材に触れる調理道具はなるべく、汚れないようにシンク下の引き出しに収め、表に出るものは濡れたままの手でもサッと取れて家事がスムーズにいくものだけ、と決めています。
そして、心掛けているのは、それらを自分が好きなデザインで選ぶこと。
まさに「見せる収納」です。
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私は色ものがたくさん並ぶ風景より、白く澄み渡ったすっきりとした光景が好き。
木やかごが好きなので、ついいろいろと並べたい気分の時もあるのですが、自分が疲れている時や忙しい時に、エイッ!と片付けたくなってしまうことに気づきました。
それが私のバロメーターになり、白と木のバランスを時々整え、自分の気分でキッチンの光景を楽しむようにしています。

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「使っていないものは、持たない。飾らない。」
というのも、ポイントです。
使っていないものをキッチンに飾っていても、そこで埃をかぶり続けていきますし、掃除の手間を招いてしまうから。
油の舞うキッチンは特に、使うものだけでインテリアを彩り、動きを与え続けることで、気づいたときに汚れを拭き取るよう心掛けています。
大掃除の時にお掃除リストは作らず、こうしたらもっとラクになるかな〜と閃いた時に、模様替えのように収納を見直し、ついでにその引き出しの中をお掃除する。
そんなことを繰り返していると、不思議と汚れはたまらないのです。

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最近変えてみたのは包丁入れ。
もともとついていた包丁収納はネジで取り付けられており、汚れていても見えない場所でした。
開けてみて汚れにびっくり仰天!
それから自分好みの木の包丁入れを探し、「分解して洗えるもの」に絞り込み、アップデートされた調理道具が新しく仲間入りしたのでした。
引き出しを開けると、お気に入りが目に入り、家事の景色そのものが楽しい。
これは何よりも私の家事のモチベーションとなるのです。


動線を考えて引き出しを埋める

例えば、水栓のあるシンク下の収納には、水を使う道具を収めます。
ボウルや軽量カップは、取り出して水栓まで一直線の動線を図れるように。
また、毎日必ず使う水筒は食洗機にお任せするので、食洗器の近くであるここの引き出しにしています。
働き終わった食洗器を引き出したら、シンク下の引き出しも全部開けて、次々とここに収めていくのです。
キッチンの中を歩き回ることなく、ここに立ったまま作業がスイスイ進むので、片付けがスムーズです。

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まな板と包丁はセットで収納。
そしてボウルも。
一つの引き出しを開ければ、調理の第一段階が迷わず進むという仕組みを作り出します。
夕方ごはんを作る時間に、どんなに疲れていても身体にスイッチが入り、勝手に動き出してしまうという、魔法の収納方法です。

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まな板と包丁を取り出し、ボウルに水を張り、お野菜を洗う。切る。
次はダイニングテーブルにお皿を並べる作業へ。



後編をお楽しみに。


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