気ままな暮らしの向こう側 日々のコラム

【整理収納アドバイザーの引き算レッスン】靴の引き算

【整理収納アドバイザーの引き算レッスン】靴の引き算

部屋を整理してすっきり片付けたい。

だけど、何をどう片付けていいのか分からない。
まず何から手を付けていいのか分からない。
モノを捨てればいいのは分かっているのに、モノを減らせばいいのは分かっているのに、なにをどう減らしていいのか分からない。

これは片付けに躓いている人の多くが口にする言葉です。
なぜ分からなくなってしまったかというと、答えは「モノを増やしすぎてしまったから」です。
私たちは忙しさのあまり、多くのモノに頼り、結果それらに自分の身を、時間を、お金を縛られているように思います。

だから、カテゴリーごとに引き算をして、それぞれを本当に必要なものだけに絞り込んでいきませんか?
今日は靴の引き算に挑戦してみましょうね。


本当に使うのだろうか?と疑ってみる。


あなたは靴を何足持っていますか?
一緒に住む家族は何人ですか?
家族は1人何足ずつ持っていますか?

この問いに向き合ってみてください。

私は靴を10足持っています。
一緒に住む家族は5人です。
家族は1人2~4足ずつ持っています。

alt

こうして考えるだけで、22足は家にあることになります。
普段履き以外にも、子供のお下がりシューズ、雪用シューズ、雨用シューズ、スポーツ用シューズもあるので、実際には30足以上もありました。
決して広くないシューズクロークに、30足以上の靴を収納しなくてはならないのです。

詰め詰めにして収めると、きっと靴はぎゅうぎゅうになり、傷みますよね。
シューズクロークは散らかっているように目に映りますね。
ならば!と、下駄箱収納を買い足しますか?
でもそれをすると、玄関が今よりもっと狭くなってしまいます。
増えた靴のために、居住スペースを奪われ、その上靴の置き場にさらにお金をかけてしまうことになるのです。

alt

それなら、使っていない靴を減らすべきだと思いませんか?

私たちは“もったいない”に捉われて、もう1つ、さらに1つ、“もったいない”を重ねているように思います。
使っていない方がよっぽど“もったいない”ということに気づくはず。
使っていない靴の理由を探してみましょう。


ライフスタイルに当てはめていく。


今のライフスタイルを思い浮かべてみてください。
お仕事にはどんな靴を履きますか?
子供と公園に行くことは多いですか?
お出かけの日には何を履くと気分が上がりますか?

alt

自分のライフスタイルに、靴を一つ一つにはめてみて、使い道があるかどうか考えます。
「ついいつもこれを履いてしまう」という、ライフスタイルに合ったぴったりな靴は今のうちにどんどん履きましょう。
その気持ちに正直に、もったいないなんて思わずに。

alt

「もうこれを履かないかもしれない」と感じる靴もあると思います。
きれいだからもったいない…
ついそんな気持ちに引っ張られてしまうけれど、きれいな理由はまさに履いていないからです。
では、履いていない理由は何ですか?

足が痛くなるから。
これを履くシーンがなくなってしまったから。
コーディネートがしっくりこないから…。

その気持ちに正直に、手放すことができますよね。



サイズアウトが早い子供靴こそ、少ない数で上手に回す。


昔は子供用にいくつも靴を持って、コーディネートの幅が広がるのを楽しんでいました。
セールで安くかわいいものを見つけては買って、数が増えていって…。
でも結局、全部を履くことはできないのです。
きれいなままサイズアウトしていく靴たちを手放す時の悲しさったら…。

そこで、子供の靴こそ、数を決めて持つようになりました。

alt

中学生の長男は、登校靴1足と、日常靴1足、夏用サンダル1足の計3足。
小学生の次男三男は、登校靴と日常靴が併用で1足、夏用サンダル1足、雨用シューズ1足ずつの計3足。

alt

子供一人につき、3足ずつです。
3足と決まっていれば、1足をサイズが合ううちに履きつぶすことができますよね。
定位置も決めやすく、不動の場所をつくれるようになります。
サイズアウトしたら家から押し出し、空いた場所に次の一足を買い足せばいいのです。



引き算を怠らないようにすれば、暮らしの循環をつくることができます。
忙しいとつい足し算ばかりになってしまいがち。
引き算を意識することで、収納スペースを増やさず、今の暮らしに心地よさを手にすることができますよ。


コラムトップ

新着記事NEW COLUMN

こちらのコラムも一緒に読まれています

こちらの商品も一緒に見られています