気ままな暮らしの向こう側 日々のコラム

【整理収納アドバイザーの引き算レッスン】靴下の引き算

【整理収納アドバイザーの引き算レッスン】靴下の引き算

暮らしの中は取捨選択の連続。
毎日たくさんのモノを「いる・要らない」で判断して進めなければいけません。
この作業が滞ると、暮らしはすぐに不要品でいっぱいに。
この連載では、取捨選択の判断スキルを磨くレッスンの場にしていけたらと思っております。
今回は靴下の引き算レッスンです。


靴下の引き算は、衣替えシーズンがチャンス。


家を快適に、過ごしやすくしたい。
でも何から手を付けていいのか分からない…。
そんな方は、まず靴下の取捨選択から挑戦してみるのがおすすめ。

靴下は穴が空いたり、履きつぶして汚くなってしまったりと、「捨てる判断」をしやすいアイテムです。
捨てる前に掃除用ウエスとしても活用できるという点から、「捨てる」という行為に罪悪感なく、心軽やかに捨てられます。

モノを手放すのが苦手な方は、まずは靴下の引き出しを開けてみてください。

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これは私の靴下ボックス。
冬の寒い日に履く厚地靴下が4足。
それ以外の薄地のものは、9足あります。

これから春を迎えるところ。
ちょうどいいので、着古した冬の靴下を処分することにしました。
靴下を処分するタイミングは、衣替えのシーズンがよいですね。

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生地が伸びて履き心地に納得できず、この冬ほとんど出番がなかったのが黒い靴下。
ここにあるので、「履こうかな…」と履いてみるものの、最後にはやっぱり他の靴下に履き替えていました。
いつの間にか“ここに置いてあるだけ”の存在に。
昨年の冬しっかり履き古したので、こちらを処分することに。

残りの冬を過ごす分の靴下の数をキープしておけば、問題なし。

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“春に活躍させたい靴下”をテーマに考えると、選ばれたものは左の6足。
右のラメ入り靴下は、靴の中でスルスルと滑るのが納得いかず、手放すことに。
あまり履いていないきれいなものですが、今後履くことはなさそうなので、処分します。

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2足を処分したことにより収納スペースに余裕ができ、今日からは「厚手の靴下」と「薄手の靴下」にカテゴリー分けが完成!
すっきり。
スペースにゆとりがあると、洗濯家事の時に収めるのもラクチンです。


家族の靴下もチェックしてみよう。


自分の靴下の整理ができたら、次は家族の靴下の引出しを開けてみてください。

穴が空いた靴下や、サイズアウトした靴下はありませんか?
一つ一つ広げてみると「あ!穴が空いてる!」なんてことも。
普段洗濯していても、意外と見落としていることもあるので、要チェックです。

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穴が空いていたらお裁縫で補正したり、サイズアウトしていたらウエスとして使ったり。
いろいろと方法はありますが、見切りをつけて捨てることができるのなら、そのまま捨てるのも素早い判断の一つです。
潔く処分することのメリットは、「いつか○○しよう…」と一時的な保管場所が必要ないこと。
先延ばしにせず、その場できちんと処理を行うことも大切なことです。

自分にとってどちらが心地よい選択かを考えます。

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穴が空いた靴下とサイズアウトした靴下を取り除くと、数が減ってすっきり。
息子たちの靴下は、
〇学校用の靴下
〇部活用の靴下
〇私服用の靴下
でカテゴリー分けしています。

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パパの靴下のカテゴリー分けは、
〇仕事用の靴下(ネイビー)
〇仕事用の靴下(グレー)
〇私服用の靴下
〇ショートタイプの靴下
〇スポーツ用の靴下

選びやすいし、取り出しやすい。
カテゴリー分けをきちんとすることで、他のものが混ざり込まないようにする効果もあります。

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さらに、子供たちの靴下は、
〇長男/ブラック
〇次男/グレー
〇三男/カラーもの

わが家の場合は、子供の趣味がある程度決まっているので、人別カラーを決めています。

洗濯物を畳む時。
それぞれの引出しに収める時。
家事に迷う時間を与えない仕組みづくりにつながっているのです。

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靴下を見直しただけで、小さなゴミ袋一つ分。
不要な靴下を処分すれば空きスペースができ、そこに新しく靴下を迎えて収納することができますよね。
モノの引き算は、すっきりと気持ちの良い収納づくりの第一歩なのです。



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