2歳を過ぎても、我が家の息子はまだまだ“つかみ食べ”派。
もちろん、手づかみは手指の発達や食べる意欲を育む大切な過程だと分かってはいるけれど、そろそろスプーンも上手に使えるようになってほしい…そんな気持ちが正直なところです。
けれど、子どもにとってスプーン食べは、想像以上にむずかしい動作。
すくう角度や力加減、口まで運ぶ動きなど、
大人が当たり前にできる動きも、幼い手にはまだまだチャレンジ要素がいっぱい。
そこで手に取ったのが、この“すくいやすい器”でした。
お客さま投票で選ばれた、特別な器
わたしが選んだのは、
アンジェ25周年を記念して、お客さまへのアンケートで選ばれたオリジナルデザイン。
柔らかなジオメトリック柄はもちろん、個人的にこの色の組み合わせが好みで、子どもが使わなくなったら自分の器にしたいと思ったくらい。
いかにも子ども用のお皿といった感じがしないところも気に入っています。
使用頻度が高いので
食器棚の一軍置き場に。おとなの食器と並べていても違和感がなくて◎。
器の形が、小さな手の味方になる
この器の魅力は、なんといっても
“すくいやすさ”を考え抜いた形。
片側が斜めに立ち上がったデザインで、スプーンを沿わせるだけで食べ物がすくえて、スムーズに口まで運べます。
さらに、底が広くて重さもちゃんとあるので安定感も◎。
陶器よりも丈夫な磁気素材でできているので、まだ力の加減が安定しない子どもが勢いよくスプーンを差し込んでも、ちょっとやそっとじゃ欠けません。
器が倒れにくいのもありがたいポイントです。食事中の「こぼれちゃった!」を減らせるだけでも、わたしの心の余裕がちょっと増えます。
つかみ食べからスプーンへ。きっかけは“好きなもの”
最初はこの器を使っても、やっぱりつかみ食べをしてしまうことも。そこで試したのが、息子が大好きなりんごジュースで作ったフルーツゼリーでした。
ゼリーはつかみにくく、自然とスプーンに手が伸びます。
「これならスプーンで食べたい!」という気持ちが勝ったのか、ゼリーのときはスプーンをしっかり握って、上手に口まで運んでくれたんです。
これが、
スプーン食べ定着への第一歩になりました。
好きなメニューから練習中
今では、オムライスやチャーハンなど、息子が大好きなメニューをこの器に盛りつけてスプーン食べの練習中。
「できた!」と得意げな表情を見せてくれるたび、私もつい笑顔になります。
器の形やサイズが子どもの成長に合っていると、
食べる姿勢も安定して、こぼす量も減ってきた気がします。
スープや汁物のかきこみ防止にも
さらに嬉しい誤算だったのが、シリアルに牛乳をかけて出したとき。
いつも息子は牛乳だけを先に飲んでふにゃふにゃにふやけたシリアルだけを残すことが多かったのですが、この器は縁が湾曲しているので
かきこみにくく、すくうことに自然とつながる形状なので、スプーンですくいながらバランスよく食べてくれました。
最後に牛乳だけ残ったらコップに移し替えて「はいどーぞ。」としてあげると、ほんのり甘くなった牛乳を嬉しそうに飲み干して、きれいに完食。
言葉で教えてもなかなか伝わらないことも、この器だと自然に身についてくれるんです。
毎日のごはんを成功体験に
子どもが新しいことに挑戦するとき、一番の原動力になるのは「できた!」という達成感。
この器は、その小さな
成功体験を増やしてくれる相棒です。
もちろん、まだ手づかみの日もあるけれど、「今日はスプーンでいけるかな?」と楽しみながら、少しずつステップアップしていきたいと思っています。
【ご紹介したアイテム】
グッドデザイン賞を受賞したユニバーサルプレートの、クッカヤプーオリジナル柄が登場。スプーン食べ練習の子どもから手の力が弱い方まで、誰にでもすくいやすいお皿です。
⇒kukka ja puu すくいやすいうつわ 食器 プレート 16.5cm/クッカヤプー